要するに神ジェイスなんで印刷されちゃったのって話

日本発ソーシャルゲームの命運は?

これで一ネタ書くぞー と思ってたんですけど、件の文章が引用文で、じゃあ引用元をと思ったら、来ました日経オンライン!

ってことで

やがてバーチャルなカードを獲得するために、1回300円のガチャを300回もするユーザーまで登場した。

さって、よく考えてみましょう。
実体の無いものに価値を見いだすのって、そんなに変な事でしょうか。

例えば、リアルなカードを使うTCGの老舗、MtGでは某神ジェイスのシングル価格が一万円以上まで高騰し「万札」と揶揄されましたが、その実体はただの薄っぺらいカードです。
他のカスレアやコモンや基本地形なんか同じ材質のただの薄っぺらい、ちょっといい匂いのするカードです。
なのに、どうしてこんなに価値に差が出てくるのか? 実体のない価値がそこにあるわけですよ。

MtGやらない人にはどっちも同じって声が聞こえてきますが、丁度そこに出てきた「万札」だって同じような物です。
アレって原価だけを考えると、精々一枚数十円です。しかも千円札と大して変わりません。それなに、日本に住む一億人以上の人が「一万円札は千円札10枚の価値がある」と思ってます。不思議ですねぇ?

給料は振り込み、公共料金は引き落としorクレカ決済で、買い物もクレカ。みたいな生活してると、「お金」印刷された数字の増減でしかなくなります。そこに実体なんかありません。
SEの屍の上に築かれた決済システムがあるだけです。

ほらほら、「バーチャルなカード」なんて言って笑えないでしょ?
みんなやってることなのです。さあ納得したら、ガチャを回しましょう。

意外と楽しいですよ。ガチャ回すの。
「これは勝てるガチャだ」とか真顔で言いながらweb恋姫に突っ込むのがマジ楽しかったです。今度の本の印刷費より高いぞばか者。


あと、これはオマケで

ガチャで射幸心が煽られるのは、日本特有の現象であるとの指摘もある。しかも、ヘビーユーザーの射幸心に期待するのであれば、海外マーケットではリアルマネートレード(いわゆるオンライン賭博)のほうが手っ取り早そうだ(現実にZingaも参入している)。

ガチャとどっちが健全かっていうと、なんか凄く微妙なラインですよね!