トラックバックという概念は知っている 【再投稿】

会社の休み時間にアゴラをふらふらしていたら、面白そうなものがありました。
って打ってたら「が」以降までaタグに含めやがって、何考えてンだこのエディタは。
ま、それはさておき、言いたいことは分かるけど、わかりやすい応用研究脳ですね。こういう連中が「役に立たない」研究の予算止めるンですよ。
差別化って発想が良くないのは確かです。とてもその通りです。でも対極としてあげられている消費者にニーズに合わせるという発想ばかりでは先細りするしかありません。ニーズに合わせてその場その場で「役立つ」技術を使い捨てていったら、技術の多様性は失われて、後に残るのは焼け野原だけです。「他者の技術」は自然に湧いてくるものではなく、誰かが育てなければならないものです。
それに、「ニーズ」にあわせて技術を集めてくるなんて、仏の手のひらの上で粋がっているようなもの。
「作ってみたけど、使い道が分かりません。皆さんで見つけてください」
こういう謙虚さが必要なンですよ。

例えば炭素繊維
使い道がよく分からないから、ゴルフクラブだの釣り竿だのに使われてたけど、今や航空産業に無くてはならない材料です。

「消費者がほしがるもの」が「分かる」なんて思い上がっちゃいけないンですよ。

で、後半。
「やりたいこと」と「やって楽しいこと」って同値じゃないのですよね。この二つの乖離で苦しんでる人をそれなりに身近で見てるので、わりと許せないンですけど、怒りの矛は収めていきます。
向いてるからといってやりたくもないことやるのは闇を背負いますけど、やりたいからって向いてないことをやるのも苦行です。どちらか選べと言われたら、向いてないけどやりたいことをやると思いますけど、それでは志が低い。

どうして「向いているしやりたいこと」をやらない!

これが最高じゃないですか、どうしてそれをやらないのですか。そう簡単には見つからないとおっしゃりますが、努力で向いてないのをカバー出来るかもしれないし、やりたくないのも気持ちの持ちようかもしれません。きっと何とかなりますよ。タブンネ。

結局の所はバランス感覚の問題なのだと思います。

やりたいことをやっていれば後悔せずに生きられます。
向いていることをやっていれば楽に生きられます。

どっちも大切です。


最後に豆知識ですが、他にいくらでも選択肢があっても、二択を突きつけられると、人間はその二つからどちらかを選んでしまいがちです。脅迫するときなどにオススメだよ!